ウレタン防水とは

ウレタン防水はこんな防水材料です

ウレタン防水（ウレタン塗膜防水工法）は、その名の通り、塗料状のウレタンゴムを屋上やベランダなどに刷毛、金ゴテ、ゴムべら、吹付機械などで塗って防水層を形成する工法です。基本的に主剤と硬化剤の２つの成分を混合して施工するというもので、施工すると２つの成分が化学的に反応して硬化し、優れたシームレスな防水層になります。

他の防水工法と大きく異なるところは、まずアスファルト防水工法のように高温を必要とせず、強烈な臭いもないこと、またシート防水と異なり継ぎ目のないシームレスな防水層に仕上げることができるということです。シート防水の良さは均一な厚みを保つことができる点にありますが、どうしてもジョイントに弱点があります。このジョイント部は機械的強度が劣り、もしここに大きな力がかかった場合、ジョイントがはがれてしまうということも起こります。

これに比べウレタン塗膜防水工法は、防水層全てを塗って仕上げるため、完全にシームレスな防水層を形成することができます。たとえ複雑な形状の屋根やベランダでも簡単に施工できます。逆にこのような現場こそ、塗膜防水工法の独壇場でしょう。ただ、この塗膜防水もシート防水のジョイントのように、人間により塗って仕上げられるため、防水層の厚みが確保できるのかという心配がつきまといます。これを解決したのが、全ウレ・アス・エフ協の組合員による責任施工という施工体制です。技術に裏付けされた国家認定を取得した技能士が確実な施工を心がけるため、信頼できる防水層が出来上がるのです。AGCポリマー建材の製造する確かな素材を、高い技能をもった当組合所属の技能士が施工することで、高い性能のウレタン塗膜防水層が生み出されるのです。