ウレタン防水とは
建物の防水は重要な機能です
あなたの周りの建物を眺めてみてください。都市部ならば多くの「箱形」をした鉄筋コンクリート(RC)造、もしくは鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造、鉄骨(S)造が見られることでしょう。もしそこが住宅街であるとしても、それらの住宅にはベランダがありませんか? 集合住宅なら外廊下があるでしょうし、階段もついているでしょう。実は、これらの建物の「屋上」や「ベランダ」、「外廊下」などには、必ず防水工事が行われているのです。
では、防水工事を行わないといったいどのようになるのでしょうか。現代建築を代表する建築物というと、鉄筋とコンクリートを組み合わせた鉄筋コンクリート造があります。コンクリート型枠の中に人間の「骨」に当たる鉄筋を組み、そこに「肉」に当たるコンクリートを流し込んで強固に硬化させることによって建造物を構成するRC造は、水をも寄付けないほど頑丈な建物に見えます。しかし現実には、建物の強度が低下し、コンクリート自体の収縮や、高温や低温のくり返しにより、小さなひび割れが発生します。そこに水が侵入することにより内部の鉄筋を錆びさせ、最後には建物さえも崩壊してしまうこともありますし、また大きななひび割れの場合には雨漏りとなって、人間生活を苦しめる結果となります。建物は、雨水のちょっとした侵入が大きな事故にもなりかねない弱点を持っているのです。
このようにならないためにも、適切な防水工事が必要となります。