クレーム集

2 金属製笠木ジョイント部 シーリング破断


1.状況
  本来笠木継手のシーリングは、各部材の構造上必要とされない設計のものもあるが、施主の要望にて施工。 施工7年後の検査時に発見。シーリング材が収縮して笠木材と完全に離れていた。
2.原因
(1) シーリング材の選定ミス及び施工上の問題
(2) プライマーの選定ミス及び施工上の問題
(3) 工法上の問題
(4) その他
3.考察・対策
  * シーリング材と被着体である笠木材との接着面 が決定的に不足している。
通常金属製笠木材の厚さは2~3・程度とおもわれるが、当例にあっては接着面 が材料の厚さしかなく、被着体の膨張,収縮気温等の変化に対して、シーリング材と被着体との破断は時間の問題とおもわれる。美観上の問題はあるが、上記の点を考慮して下図のような工法が望ましいと思われる。


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