クレーム集
1 ウレタン塗膜防水 クラック、目地の浮き上がり
経年状況(ウレタン防水施工後12年・途中フッ素系トップ塗替1回)
1.在来工法(ウレタン防水改修時) |
(1) |
押えモルタル |
(2) |
築10年程度 |
2.ウレタン防水改修仕様 |
(3) |
密着工法 厚3・(歩行用)・全面補強布は無し |
(4) |
目地脱気 |
(5) |
クラックUカットポリウレタン系シーリング処理 |
(6) |
クラックUカット処理部及び既存目地部、補強布+ウレタン増塗り |
3.施工後経緯 |
(1) |
施工後3~4年間は、毎夏フクレ補修をおこない、その都度脱気筒の位
置替え及び増設。以後落ち着いた。 |
4.トップコート塗替え |
(1) |
施工後6年目でフッ素系トップコート塗替え(全体のチェックと補修を行う) |
|
5.現況 |
(1) |
調査時が初冬ではあったが施工当時に発生したようなフクレは見られなかった。 |
(2) |
施工後より今日において、雨漏りの発生は無し。 |
(3) |
既存下地のクラック・目地部の浮き上がりがかなり見られた。 |
6.考察・対策 |
(1) |
施工当時、まだ当社はウレタン防水の通気緩衝工法の実績が無く、在来工法が押えモルタルの場合は、全て目地脱気
仕様の密着工法であった為、フクレ及び下地の挙動にたいしては、全て完璧には対処しきれないところがあった。 |
(2) |
現在においては、在来工法が押えモルタルの場合は、基本的には目地脱気と通
気緩衝工法の併用を前提としており、以来上記問題は劇的に減少した。 |
(3) |
当現場においては現在、既存ウレタンの脆弱部分並びに、1・に1箇所30・角程度既存ウレタンを撤去し樹脂モルタ
ルにて下地調整をし、通気緩衝工法での2回目の改修工事を計画中である。 |
|